12.07.2013

EPリリースしたよ

先週ようやくEPをリリースした。
リリースまで長かったけど、あっという間だった感じもするね。

そもそも俺がバンドに復帰した頃からアルバム制作の話が持ち上がっていた。
具体的に動き始めたのは夏頃だったかなー?

実際にアルバムを作るために楽曲も選んで、アレンジを進めてた。
最初は9曲入りで出す予定だったんだよね。

レコーディングも各パートバラバラで録ることになって、
ドラムパートの録音も始めてた。

でもそのあたりで色々な意見が出始めて、最終的に4曲入りのEPで、
録音は一発録りでやることになった。

録音は9月のはじめに行ったんだけど、
どの曲も2、3テイクのうちのどれかを使った。

演奏の荒い部分もあるかもしれないけど、それも含めて今のバンドの
状態を閉じ込めているから、個人的には満足してる。

今回良かったのは、ほとんど全てのプロセスで、全員が
意見を出したことだと思う。

俺が抜けてた2年の間はどうやってたのか知らないけど、
少なくとも抜ける前はここまで意見を交換しあわなかった。

もちろんしていないわけではなかったけど、
今思えば不十分だったように思う。

今回のEPは、細かいところまで全部確認や意見交換をしてる。
みんなが納得した上で作業が進んでいる感じがあったのは
とてもよかった。

今の状況でできる限りのことはやったと思う。
わざわざAbbey Roadにマスタリングをお願いしてるしね(笑)

できればたくさんの人に聴いてもらいたいです。

ここからツアーに出てたくさんの人にライブを観てもらって、
たくさんCDを聴いてくれる人が増えるといいなー。

あ、そうそうダウンロード販売しているbandcampってサイト、
日本では馴染みがないけど、iTune storeみたいなものだから。

もしメンバーに会う機会がない人や、ライブまで足を運べない人は
是非ダウンロードしてみてください。

ちなみにCDの方は手作りでパッケージしてます。
シンプルなんだけど、なかなかいい感じです。

来週は大阪・京都ツアーに行ってきます^^

takashi



8.22.2013

ささやかなロック青年にまつわる滑稽な出来事4 -最終-

ベッドから体を起こして周りを見渡すと、
その部屋には家具と呼べるようなものがどこにもなかった。

あるのは小さなテーブルがひとつだけで、
その上には灰皿と、山のように積み上げられた吸い殻、
何かを書いたが満足できなかったのか、走り書きされたメモが
くしゃくしゃになって何枚か転がっていた。

部屋の雰囲気からすればそこは到底日本とは思えず、
タイやフィリピンなどの東南アジアにありそうな安宿といった感じだった。

だが窓の外を見ると、少し遠くの方に見慣れた家電量販店の看板が見えた。
そこはタイでもフィリピンでもなく、ただの池袋だった。

俺は頭が少し痛んだが、すぐにでもそこを立ち去りたかったので、
ベッドに転がっていたバッグを手にとって部屋を後にした。
緑色の猿はどこにもいなかった。

部屋があったビルは、あの猿に出会った場所からさほど離れていない場所に
あったようで、迷うことなく元の道に出ることができた。

あの猿はいったい何だったのか。
話をする猿なんて聞いたことがないし、もしかしたら夢だったのだろうか。

だが、猿が夢だったのだとしたら、俺をあの部屋に運んだのは誰か。
実際にこの街に来たことはたしかで、どうして俺は眠ってしまったのか。
辻褄を合わせるのは、どうにも難しそうだった。

俺はそんなことを考えながら、池袋の大通りに戻った。
いつも通りに車が行き交い、人々は忙しそうに歩いている。
ティッシュ配りのアルバイトが、タバコを吸いながらティッシュを配っている。

普段と変わらない光景なはずだったが、
俺はすぐに街が異常な状況になっていることに気が付いた。

行き交う人々全員がニワトリの頭の着ぐるみを被っていた。

頭から下は今までと何も変わりはなかった。
これまで通りスーツやコートを着ている。
しかし、往来している全員が、車を運転している人も、
手をつないで歩いている子供も、全員ニワトリの頭の着ぐるみを被っていたのだ。

そしてそのことに誰も違和感を感じている様子がなかった。
何かのイベントのように、浮き足だった様子もない。

それはごく当たり前の日常として人々が受け入れているようだった。

俺はしばらくその場に呆然としていたが、やがて我に返り、
この状況を整理しようと努めた。

根本的な謎を解明すべく、俺は街を行き交う一人のニワトリに声をかけた。

「あのー、すいません。」

「はい?」

くちばしが俺の方を向く。
頭がニワトリなので表情はわからなかったが、
少し訝しげなトーンだった。

「どうして皆さんニワトリの着ぐるみを被っているんですか?」

そう質問した時、何かが変わったような気がした。
時間が止まってしまったかのような、そんな感覚だった。

俺は視線を感じたので、周りを見渡してみた。
全員が足を止めて、俺を見ていた。

スーツ男も、ティッシュ配りも、子供も。

車を運転していた人は、信号が青か赤であるかに関わらず、
全員が車を止め、車内から俺を見ていた。

まるで世界が一瞬で凍り付いたかのように、
誰も微動だにせず、音も立てず、くちばしを俺に向けていた。

「・・・」

俺が質問をしたニワトリが何かをつぶやいた。

「え?」

俺は聞き返した。
ニワトリはこう答えた。

「if you want to be a hero,well just follow me.」

「?」

何のことかわからず、困惑していていると、
再びニワトリは答えた。

「if you want to be a hero,well just follow me.」

すると俺の周りにいるニワトリ達も一斉に同じことを
つぶやきはじめた。

「if you want to be a hero,well just follow me.」

気が付けばその街にいるニワトリ全員が、俺に向かって
この言葉をつぶやいていた。

「if you want to be a hero,well just follow me.」
「if you want to be a hero,well just follow me.」
「if you want to be a hero,well just follow me.」

ニワトリ達は次第に詰め寄るように、俺に近づいてきた。
俺はニワトリ達に完全に取り囲まれ、逃げることができなくなった。
なおもそいつらは同じ言葉を投げかけた。

「if you want to be a hero,well just follow me.」
「if you want to be a hero,well just follow me.」
「if you want to be a hero,well just follow me.」

俺は完全に混乱し、恐怖した。
冷や汗が流れた。
体は震え、吐き気がして俺は口を押さえた。

想像を超えた出来事にどう対処してよいかわからなくなった。
すべてが異常な状況で俺は目をつぶって
「もうやめてくれ」と心の中で叫んだ。

次の瞬間、すべての音が止まって目が覚めた。
そこはいつもの見慣れた白い天井があり、
窓の外には暗闇が広がっていた。

俺は昼寝をしていたようだ。
すっかり夜になってしまっていた。
体中から汗が噴き出していた。

冷静になればこんなことは現実には起こらないとわかるが、
俺はしばらく夢と現実を切り分けられずにいた。
夢にしてはあまりに生々しい体験だった。

ようやく頭がはっきりしてきて、すべてが普段の状態に戻ると
俺はようやく落ち着きを取り戻した。

そんな時、俺の携帯に電話がかかってきた。
電話の相手はいつも俺が話している馴染みの男だった。

今から会わないか、と短く告げられ、俺は構わないと答えた。

1時間後、俺は2人の男と吉祥寺で会った。
そいつらは音楽をやっていて、俺も以前は一緒にバンドを組んだ仲だった。

音楽の話だろうと察しはついていたが、カフェの椅子に座ってしばらくすると
片方の男がこう切り出した。

「もう一回一緒にやってみる気ある?」

その声はさほど深刻なものではなく、リラックスしたものだった。
決して何かを強要するようなトーンではなく、俺に選択を委ねるような、
そんな声の調子だった。

しばらくそのことについて話をしていると、
その男は上着を脱いで半袖になった。

まだまだコートが必要な時期なのに、半袖を着ているのは珍しかった。
俺はなんとなく半袖になったその男を見たが、腕にタトゥが彫られていることに気づいた。

何か文字が彫られている。

その文字を読み終わった時、俺はあの時と同じように冷や汗が
流れるのを感じた。

そうだった、こいつの腕にはあの文字が彫ってあったのだ。

if you want to be a hero,well just follow me.

俺は再びあの夢のことを思い出し、恐怖が甦ってくるのを感じた。
池袋の街とニワトリの被りモノをした集団。

体が小刻みに震え、吐き気がした。
ここが現実であることもわからなくなるほどのパニックだった。

だから腕に例のタトゥが彫られたそいつに

「どうよ?もう一回やってみる?」

と改めて尋ねられた時、俺は完全にわけがわからなくなっていたし、
冷静さも失っていたから、ただただ

「コケエエエエエエエエェェェェーーー!!!!(やります)」

と答えるしかできなかったのだ。





おしまい

7.20.2013

ささやかなギター青年にまつわる滑稽な出来事3

その猿は全身が緑の毛で覆われていて、前髪の一部は黄色に染められていた。

話を聞くと、その猿はロッキー山脈にある小さな寺院で
30年に渡る修行を終えたところで、来月にも故郷であるインドに
戻るということだった。

「バナナ、たべる?」

猿は片手にバナナを一房持っていて、それを俺に勧めてきた。

この奇妙な猿に対して俺は興味を持ったので、
そのバナナをもらって食べることにした。

だが、バナナを食いながら20分も話していると、
強烈な睡魔が襲ってきた。
それは自然に起こる睡魔とは別の、強制的な眠りを暗示させるものだった。

「バナナに、何か入れた?」

情けない響きだったが、俺はそれ以外に発する言葉がみつからなかった。
猿は何も答えず、自身もバナナを食べ続けていた。
しかし俺が眠りに落ちる直前、猿はこう答えた。

「君は逃れることはできないと思うよ。」


眠りから覚めると、俺はどこかの部屋のベッドの上に横たわっていた。

7.01.2013

ささやかなギター青年にまつわる滑稽な出来事2

2013年のはじめ頃、俺は休みの日に街へでかけた。
用事は何かの買い物でもしにいくとか、そんな程度のものだった。

特に大切なものを買うわけでもなかったので、ぼんやり考えごとを
しながら歩いていたら、途中で道に迷ってしまった。
いつも歩いている街で道に迷うこと自体、おかしなことだったが
その時は特段、不思議にも思わなかった。

少し薄暗い路地に入ってしまうと、そこは冬にも関わらず
生暖かい空気が流れていて、風呂敷をひろげて色々な小物を取り扱う
よくある露店がひとつだけ店を出していた。

だがそれを商売にしているはずの、肝心の人間はどこにもいなかった。

俺はその露天に並んでいる品物を10分近く手に取ったりしてながめた。
普段なら見もしない露店をなぜ10分も見ていたのか、
今振り返って考えてもよくわからない。

ただ、なぜかその時は「そうすることが正しいこと」だと思ったのだ。

さらに数分が経過すると、背後から声が聞こえてきた。
「何か気に入ったものでもあるかい?」

男性にしては少し高い声だが、女性にしては低すぎる声だった。


後ろを振り返ると、そこには一頭の猿が二本足で立っていた。

6.19.2013

ささやかなギター青年にまつわる滑稽な出来事1

俺がバンドに戻った理由について話そう。

本当のことを言えば、そんなに大した理由はない。
俺とバンドはこの2年間、全く別のことをやってきた。
そして別段俺はバンドに戻りたいと願っていたわけでもなかったし、
その間の生活に満足もしていた。

強いて言うなら、新之助から連絡が来たとき、
俺はいろんな面でギターを弾いてもいいかな、という気持ちになっていた、
だからまたやってみようと思った、ということだろう。

俺たちは別の歯車を回っていて、
それがたまたまカチリと合った、ってことだ。
だからその歯車が合わなくなったら俺たちは別々になるだろうし、
また合えばまた一緒になるだろう。

それだけのことだ。

ただ、少し長くなるけど、俺がバンドに戻る直前に起きた出来事については
話しておく必要がある。

それはとても奇妙な話だからだ。


ーー続くーー

6.16.2013

Johnnyおめでとう!!

Johnny Bearfootアルバム発売おめでとう!!
昨日は熱いライブだった。
出演者もお客さんも熱かったけど、
実際的にGamusoの会場が熱かった。
エアコンが全然効かない。
壊れっぱなし。機材も壊れ気味だけど、それ以上にエアコンを直して欲しい。
けどそれでもやっぱりそんな処も含めてGamusoは好き。
いつも音楽の在り方を教えてくれる。

昨日の出番が23:30頃過ぎからで終電で帰ってしまった人もいっぱいいたけれど、とてもロックなパフォーマンスが出来たんじゃないかな。
そんなロックな気持ちを引きずって今日は朝からLibertinesのライブDVDを観てる。

健

6/15 @ 阿佐ヶ谷Gamuso
セットリスト:
1.モダンライフへようこそ -unreleased-
2.ママ僕の服はもう買わないで-mama, don't buy my clothes anymore-
3.スカイブルー色のペンキ-unreleased-
4.革命の仕組み-structure of revolution-
5.車輪の下敷-crushed beneath the wheel-
6.グッバイドーナツ自由の女神-goodbye donuts (hey, statue of liberty)-


6.15.2013

今夜はブギーバック

今夜は夜阿佐ヶ谷GamusoにてJohnny Bearfootのレコ発イベントに出演させてもらいます。
しかも今夜は他もmana hardcore, dead sea dropouts, & grand delinquentsという仲の良い人々ばっかり。
楽しみ♪

今週はampelのライブには時間間に合わずいけなかったけど、夜ハ短シとSammさんのバンドS&Hのライブに行けた。
両方すごく良かったね!先輩方流石です。来週の月曜には関取花ちゃんのライブもひさしぶりに見に行くし楽しみだ♪

どんな音楽であっても真剣に音楽をやってる人たちはみんな素晴らしく、周りにそんな素敵な人たちが沢山いることは幸せだ。

今夜はIGP頑張るぞー!
夜に向けて徐々に集中力を高めて。
強い精神とDIY精神をもって。

健

PS.
犬のレオンは元気に育っています♪